相手の話を聞いて「そんなはずはない」「そんなことあるわけない」と、強く否定したり反論したりしたい場面がありますよね。ベトナム語では「Làm gì có(何があるというのか=何もない)」という反語表現を使って、可能性を全否定することができます。本課では、この反論の構文をマスターしましょう。
用法① 「Làm gì có chuyện + [文]」(〜なんてことあるはずがない)
【解説】「chuyện(事・話)」を伴うことで、「〜という事態が起こるはずがない」という強い否定を表します。相手の主張や噂に対して「ありえない!」と反論する際の定番フレーズです。
例文:
① Làm gì có chuyện anh ấy nghỉ việc mà không nói gì.
彼が何も言わずに仕事を辞めるなんて、そんなはずはありません。
② Làm gì có chuyện ngày mai đã xong dự án này rồi.
明日にはもうこのプロジェクトが終わっているなんて、ありえません。
③ Làm gì có chuyện đó!
そんなこと(そんな話)、あるわけないですよ!
用法② 「Làm gì có + [名詞]」(〜なんてどこにもいない/ない)
【解説】「chuyện」を入れずに、特定の対象(人や物)について「そんな〜は存在しない」と否定する場合に使います。例えば「そんな安い店はない」など、事実を強く否定する際に使われます。
例文:
④ Làm gì có ai thông minh đến mức đó.
そんなに(そこまで)頭が良い人なんて、いるはずがありません。
⑤ Thời nay làm gì có điện thoại nào rẻ như vậy.
今の時代、そんなに安い電話なんてどこにもありませんよ。
⑥ Ở đây làm gì có ma.
ここに幽霊なんて出るわけないじゃないですか。
用法③ 文末に置く「làm gì có」(あるわけないでしょ)
【解説】文末に置くことで、直前に述べた内容を「〜なんてこと、あるわけないでしょ?」と念押ししたり、呆れたニュアンスを含ませたりすることができます。
例文:
⑦ Anh ấy đi Nhật rồi, ở nhà làm gì có.
彼は日本に行きましたよ。家にいるわけないじゃないですか。
⑧ Tôi chưa ăn gì cả, no làm gì có.
まだ何も食べていないんですよ。お腹がいっぱいなはずがありません。
※「Làm gì có」は非常に強い否定になるため、目上の人に対して使うと少し失礼(反抗的)に聞こえる場合があります。親しい間柄や、はっきりと意見を言うべきビジネスの議論などの場面で使うのが適切です。
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