ベトナム語で「〜するくらいなら、むしろ〜するほうがましだ」という、究極の選択や妥協を表したいとき、皆さんはどのような表現を使いますか?本課では、強い意志や決意を伝える「thà ~ còn hơn」の構文について、基本的な使い方から会話で役立つポイントまで詳しく解説します。
構文:
この構文は、AとBの2つの好ましくない選択肢を比較し、「Bをするくらいなら、まだ(苦痛であっても)Aを選ぶほうがいい」という話し手の強い妥協や選択の意志を強調します。基本的には文頭に「Thà」を置きます。
用法①:強い意志・決意(〜するより、むしろ〜する)
例文:
① Thà tôi đi bộ còn hơn đi xe buýt đông đúc này.
→ この混んでいるバスに乗るくらいなら、歩いたほうがましです。
② Cô ấy thà ở một mình còn hơn lấy một người không yêu.
→ 彼女は愛していない人と結婚するくらいなら、むしろ一人でいるほうがいいと思っています。
③ Thà nói thật bị mắng còn hơn là nói dối.
→ 嘘をつくよりは、本当のことを言って叱られるほうがましです。
用法②:còn hơn の後ろを省略する形
会話の中では、文脈から比較対象(B)が明らかな場合、「còn hơn」以降が省略されたり、単に「thà… còn hơn」を文末に付け加えたりすることもあります。
例文:
④ Thà chậm một chút còn hơn (gặp tai nạn).
→ (事故に遭うよりは)少し遅れるほうがましだ。
⑤ Mua đắt một chút mà bền, còn hơn.
→ 少し高くても丈夫なものを買うほうが、ずっとましだよ。
ポイント
「thà」は話し手の主観的な感情や決意を強く込める言葉です。客観的な比較ではなく、「自分だったら絶対にこちらを選ぶ」というニュアンスが含まれます。
| よく使われる組み合わせ | 意味・ニュアンス |
| Thà là… | 「いっそのこと〜なら」と感情を強める(用法①の「là」と同じ働き) |
| …còn hơn không | 「(何もしない)よりはましだ」という定番表現 |
※「Thà… còn hơn」を使うときは、後半の「còn hơn」の後に「là」を入れて「còn hơn là」とすることもありますが、意味は変わりません。
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