日本語では「私が買った本」や「母が作った料理」のように、修飾する言葉が名詞の前に来ますが、ベトナム語では語順が全く逆になります。本課では、ベトナム語で名詞を文(節)で修飾する「名詞修飾節」の作り方と、関係代名詞「mà」の使い方について詳しく解説します。
構文:
ベトナム語の大きな特徴は、「修飾する言葉は後ろから名詞にかかる」という点です。文(節)で名詞を修飾する場合も、名詞の直後にその説明文を置きます。また、修飾関係を分かりやすくするために、英語の関係代名詞(that, which, who)に当たる「mà」を名詞と修飾節の間に挟むことがよくあります。
用法①:直接つなぐ形(mà を省略)
日常会話や、修飾する文が短い場合は「mà」を使わず、名詞のすぐ後ろに主語と動詞を続けるのが自然でよく使われます。
例文:
① Món ăn mẹ nấu rất ngon.
→ 母が作った料理はとても美味しいです。
② Đây là người tôi yêu.
→ こちらは私が愛している人です。
③ Áo anh ấy mặc là hàng hiệu.
→ 彼が着ている服はブランド品です。
用法②:「mà」を使って明確にする形
修飾する文が長い場合や、主語が省略されている場合、あるいは「ここから後ろが修飾節ですよ」と相手に明確に伝えたい場合には「mà」を使います。
例文:
④ Cuốn sách mà tôi đã mua hôm qua rất đắt.
→ 私が昨日買った本はとても高かったです。
⑤ Người đàn ông mà đang đứng ở kia là giám đốc của tôi.
→ あそこに立っている男の人は私の社長です。
(※修飾節の中に主語がない場合は mà を入れると分かりやすくなります)
⑥ Công ty mà anh ấy đang làm việc là một công ty Nhật Bản.
→ 彼が働いている会社は日本の会社です。
ポイント:日本語とベトナム語の語順の違い
日本語からベトナム語に訳すときは、まず「メインとなる名詞」を先に言い、その後に「説明する文」を付け足す感覚を持つことが上達のコツです。
| 日本語の語順 | ベトナム語の語順 |
| [私が昨日買った] 本 | Cuốn sách [mà tôi đã mua hôm qua] |
| [彼が住んでいる] 家 | Ngôi nhà [mà anh ấy đang sống] |
※「mà」は非常に便利な言葉ですが、会話で多用しすぎると少し不自然に聞こえることがあります。短い文の場合は「mà」を省略して言う練習もしてみましょう。
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